動物実験(マウス)の本音
はい、可もなく不可もない大学院生のmarumiです。
結論 : マウスの実験はそこそこ楽でかわいくて楽しい!
僕の研究テーマでは主にマウスを使った動物実験(in vivoなんて言ったりします)がほとんどです。
遺伝子改変マウスを数種類育てていて、決まった週齢(生まれてから経過した週数)で解剖し解析します。
好き嫌いはあるかもしれませんが、僕はとってもかわいいと思いますマウス。
特に生まれて1カ月ちょっとの時までは特にかわいいですよ!親指1本くらいの大きさがこれまたかわいい。
だからこそ毎度毎度解剖のときはとてもかわいそうですもちろん。ペットとしてハムスターも昔からずっと飼っていたのでなおさらです。
基本的にケージの掃除や餌の補充とかは専門の業者の方が1年中やってくれています。
これはほんとにありがたくて助かります。
毎日の世話をやらなくてもいいので学生の自分は何をするこというと…
わりとなにもやることが無くて暇です。
自分でやらなければならないことといえば
- 妊娠~分娩後の親子のお世話
- 離乳した子どもマウスのケージ分け
- 子どもマウスのgeno typing
- 性成熟したマウスの交配をセッティング
- その他(薬剤などの投与、骨髄移植等の実験)
この繰り返しですね!
毎日毎日生まれるわけでもないし育つのにも時間がかかります。
なので忙しい時はありますけど特にやることが無い期間なんかもあります。
うちのラボではin vitro(試験管内)の実験も多いので、マウスの実験の空き時間で結構僕もやってます。
細胞を培養して色々やるんですけど、作業がまあ細かい細かい!
コンタミしないように気をつけないといけないし扱う試薬の量も1~2μL程度だし…
1000 μL = 1 mLですからね。もっというと1000000μL = 1000 mL = 1 Lです!
だいたい目に見えないくらい小さい細胞を扱うこと自体ストレスたまりますね!
マウスだったら目に見えるし雑菌のことはそこまで考えなくていいし!
マウス使った実験のデメリットといったら…
まあテーマにもよるとは思いますけど
- テクニック習得に練習が必要
- 弱っていく様子を見なければならない事もある
- 実験系の確立に時間がかかる
この辺に関しては仕方のないことです。
テクニックに関しては別の記事でまた紹介します!
動物実験撲滅の声が大きくなりつつある昨今、、
大切な命を扱うわけですから無駄な実験を組まないように考えないといけませんね…!!